第37章 禪院直哉の溺愛奴隷✿禪院直哉✿裏
「甚壱くん。誰のものに手ぇ出してはるん?美影ちゃんは産まれた時から、所有者決まってんねんで?甚壱くんでも俺、躊躇わへん」
直哉様を拳を構えて、甚壱さんを睨んでいる。そこまでしなくてもいいと、慌てて腕を掴み止める。
「……そういうことか。随分、歪んでいるな」
甚壱さんは意味がわからない言葉を残し、自身の部屋に歩を進めた。
「な、直哉様……?」
ジッと甚壱さんの背中を睨んでいた直哉様は、何も言わずに私の手を引いていく。随分と、お怒りのようだ。
「あの……遅くなり、申し訳ありません」
答えることのない直哉様は部屋に着くと、着物の合わせを乱暴に乱した。肩が出て、直哉様はそこに齧りつく。痛みに少し、声が漏れた。
熱を持ってジンジンと痛み始めたそこを、直哉様は舐めて、別の場所に吸いつく。その甘い痺れに、身体を震わせながら直哉様にしがみついた。
「あかんで。美影ちゃんは俺のもんや。他の男に触らせたらあかん。……もうわかってんねやろ?俺の気持ち……」
弱々しく震えた直哉様の声に、息を呑んだ。――いつからですか?