第41章 親友との縁故
博士と子供達はその後、観客席へ足を進める。
射撃組の大人達6人は受付と準備のため、建屋に入って行った。
篤「そしたら今日は6人だし、ちょうど良いな!」
スキートもトラップも最大6人で同時競技が出来るので、フルで使う。
準備が終わった6人組は、順番を決めてそれぞれ位置に着く。
前半はスキート。
その後トラップ。
椛「まさか、初回からこんなに本格的に撃つとは思ってなかったんだけど…」
篤「えっ?」
椛の言葉に、前で準備していた篤が振り向く。
椛「私、今日、教習終了証明書をゲット出来ればそれでよかったんですけど…w
篤さん?」
篤「トラップは25枚中2枚、スキートは25枚中3枚当たれば合格なので。
椛さんなら余裕ですよ!
全然大丈夫大丈夫!!」
椛(大丈夫って…
気持ちは有難いけど…
しかも試合通り4ラウンドもやるなんて…)
隣を見上げると、言わずもがな…
皆と全く同じメニューを、必然的にこなすことになっている沖矢の姿。
椛「…昴さんは良かったのですか?」
沖矢「?
えぇ、何も問題ないです。
せっかくの機会ですからね。
楽しみましょう♪」
椛(おぉ〜おぉ〜…
なんか嬉しそうというか…
ワクワクしてる?)