第41章 親友との縁故
篤「おぉっ!!
昴さんは男気がありますね!!
流石!」
クレー仲間が増えて…
というか、まだ射撃場に来ただけだが…
完全に沖矢も『クレー仲間』扱いになっている。
いつも明るく人当たりの良い篤だが、今日は更にテンションが高く見えた。
敦子「今日は負けた人、何奢る?」
雄二「今日はまぁまぁ暑いし、ジェラートかな!!
しかもダブルで!!」
敦子「いいね!ジェラート!」
加奈「よぉ〜し!
今日は負けないからね!」
どうやら普段、彼等がクレー射撃をする時は得点で勝負して、最下位は何か奢ることになっている様だ。
篤「椛さんと、昴さんは今回初だし、その勝負からは流石に外しても良いんじゃ無いか?」
いつも通りの会話をしている3人に、篤は『流石に初参加組を参加させるのは…』
と気を使ったのだろう。
雄二「あっ、そうか、確かに!
ついついいつものノリで…
ごめんごめん。」
敦子「そうだよね、ごめんなさい2人とも…」
素直に詫びを即座に入れるが…
沖矢「いえ、構いませんよ。私たち2人もその勝負に入れてください。」
椛(えっ?私も?)
サラッと『2人』と言われているところに、準備をしていた手を止めて、沖矢を見上げる。
雄二「おぉ!ノリいいね〜!
そう来なくっちゃ!」
加奈「今日こそはビリから脱出するぞぉ〜!!」