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【呪術廻戦】新世紀の『I LOVE YOU』

第26章 事変








ごにょごにょと口を動かしていると、隣からくすくすと笑う声が聞こえた。
横目で悟を見ると、サングラスの奥から覗く瞳が私を見ていてどきりと心臓が跳ねた。

「デート、しようか」
「…………」

ソファの背に肘を置いて頬杖をついた悟の優しい笑顔に私は小さく頷いた。
そしたら顎を掬いとられて後頭部を押さえつけられて、深く熱いキスが降ってきた。

どうしてこいつはこんなにもするすると私の言えない言葉を簡単に吐いてしまうのだろう。
ズルい、私が誘いたかったのに。

ぎゅっと悟の服を掴むと何を勘違いしたのかそういう誘いだと思ったらしくそのまま寝室へと運ばれた。

「……っ、はぁ……」

久し振りの情事にお互いが興奮しまくった。
ぶつかり合う肌の音、聞こえる水音、甘くとろけた身体。
歯止めが効かなくなって私は何度も悟を求めたし、悟もまた私を求めた。

「悟……」

名前を呼べば嬉しそうに笑って唇を塞いでくれる。
このキスが大好きだった。
ずっと塞いでいてほしいと思うほど。
息なんてできなくたっていい。
このまま、ずっとこのまま―――……。

大きな背中も、包み込んでくれる掌も、引き締まった身体も、吸い込まれるような瞳も、純白な髪も、私の名前を呼ぶその声も、子供みたいに甘い匂いも、少し混じっている汗の匂いも。
全部好き。大好き。
悟の全てが大好きで仕方が無い。

珍しく私より先に寝てしまった悟。
その寝顔が愛おしくて、私はこの人の事が本当に好きなんだと、そう実感すればむず痒く気恥ずかしい。
小さく開いているその柔らかい唇に、私は触れるだけのキスを落として、悟の腕の中で深い眠りへとついた。





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