第26章 事変
この高度な"帳"だけど、デジャブを感じる。
あの時、京都校との交流会の時と似たような感じがするのは気のせいか。
もしそうだとしたら、これに関わっているのは交流会を襲撃した連中と同一犯となる。
「上は被害を最小限に抑えるために、僕"単独"での渋谷平定を決定したんだろうね」
「単独……?私は?」
「一般人がを連れて来るように訴えているらしい」
なんでだ……?
目的が分からないまま、私と悟は渋谷へと向かった。
20:31、私と悟は渋谷に現着。
そのまま渋谷ヒカリエShinQsの地下1階へと行った。
「こりゃひどい」
「この下を中心に外と同じ一般非術師を閉じ込める"帳"が降りてるのか……」
「そうだろうね」
身動きが取れないくらいのの人の数。
こんなに閉じ込める理由を知りたい。
「、僕に捕まって」
この中を歩くのは至難の業だ。
悟の腕に捕まると、悟は非術師たちの頭の上を歩いて回った。
普通の人から見たらありえない光景だろうな。
人が人の頭の上を歩いて宙に浮いてんだから。
「フム……。なんとなく狙いは分かったかな」
「…………乗るのか?」
「乗ってやらなくちゃかわいそうだろ」
私達の真下。
東京メトロ渋谷駅、地下5階の副都心線ホームから感じる呪力。
この呪力を私は知っている。
だけど不思議と怖くはなかった。
以前は怖くて仕方がなかったのに。