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【呪術廻戦】新世紀の『I LOVE YOU』

第26章 事変








その部屋はやけに物が少ないような気がした。
ベッドとリクライニングチェアと、あとは本棚くらいしか大きい家具が見当たらない。
どうやらここは悟の寛ぐためだけの部屋らしい。

悟はリクライニングチェアに腰を掛け、私を手招きして自分の上に跨らせた。
ぎしり、とスプリングが鳴ったけど結構丈夫なのかそれ以上の音は鳴らなかった。

「は僕と結婚するのは嫌?」
「……その聞き方はずるいだろ」
「ズルくはないでしょ。嫌ならはっきり言えばいいんだし」

逃げ場があるようでないその選択肢を与えて置いて何がズルくないでしょ、だよ。
コイツのこういう所はまじで嫌いだ。

「嫌、なわけじゃない。たださっきも言ったけど私とオマエとじゃ」
「釣り合わないって?じゃあ逆に聞くけど、釣り合う関係ってなに?家柄同士だと釣り合うわけ?それって見た目と名前だけでしょ。つりあっているように見えるだけだよ」

それに、その考え方はジジイどもと同じだからやめた方がいい。

悟の鋭い眼光が私を突き刺した。
言い返せない、のは悟の言うことが正しいと私が思っているからだ。
自分で言っておいて、私だってそんなのくそくらえだって思っていた。
だけど実際目の前で起きたらそう簡単に「YES」とは言えなくて。

「僕のことは何も考えなくていい。がどう思っているのか、どうしたいのか、それを今聞かせて」






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