第13章 あんたたちの代わりに
少し落ち着きを取り戻し私とエドワードくんは、ゆっくりと身体を離した。
気恥ずかしさからまともにエドワードくんの顔を見ることができない。
きまずい時間が私たちの間を包む。
静寂の中で聞こえるのは風で揺れる草木と虫の声だけ。
沈黙を先に破ったのは私だった。
「……お、お見苦しいところをみせてしまい、申し訳ありません」
声が裏返ってしまい余計に恥ずかしくなる。
なんで、こんな気持ち……。
彼と二人きりになると落ち着かない、緊張してしまう。
「べつに、オレは見苦しいなんて……」
私の緊張が彼にも移ってしまったのか、エドワードくんの声もどこかぎこちなく聞こえる。
ふと、視線をエドワードくんに向けた。
すると同じタイミングで彼も私を見つめるから、二人の視線がバチリと交わる。
まるで電気が身体中に走ったみたいに手足の先まで痺れるような感覚が私を襲った。
「あ、あの……あの、そろそろ戻りませんか。その、肌寒く、なってきましたし……、それに、今日は少し疲れてしまって、眠たく……なってきましたし……」
これ以上、エドワードくんといるとだめだ。
気づきたくない感情が、認めたくない想いが、溢れてしまう。
だけど、しまった。
眠たくなってきたなんて、なんでこんあ下手な言い訳を……。