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ハイキュー 俺の気持ちに気付いて【R18】

第19章 インターハイ予選へ


縁下くんが
何かを思い悩むように真剣な顔をして一点を見つめている




インターハイ前なんだから
選手達はいろんな気持ちを抱えているはずで




私に出来ることなんて本当にちょっとしかないけど




横を歩く縁下くんの手をギュッと握った





握った手をギュッと握り返されて
小さな声でぼそりと何かを言った気がしたけれど




周りの野球部やサッカー部の声でかき消されてしまって
なんて言っているかは分からなかった






『?』





「ありがと‥元気出た」





『ほんと?!よかった〜』





「でも、これは俺以外にはしないで欲しいけど」




『え‥?』




手を引き寄せられると
グッと距離が近付いて
今度はなんて言っているのかはっきりと聞き取れた







「何してるんですか?」





『わぁっ?!月島くん?!』




背の高い月島くんの影がすっぽりと私を覆う





「早くしないと遅れますよ」





そう言うと少し機嫌が悪そうに
さっさと体育館の方へ向かって歩き出してしまった





「意外と月島も分かりやすいんだな‥」





『え?なにが‥?』




「ううん、なんにも‥うるさいのが来ないうちに行こうか」




「あーーーーー!!なに?!何で手繋いでっ‥!?」




「ついさっきまでパンツだったくせに‥」




「俺の!近い未来の彼女をっ‥」





「行こっか」





『えっ?!う‥うん!』





後ろで大声をあげる龍をスルーして
縁下くんが手を握ったまま歩き出した




その後もすれ違うみんなに揶揄われたけど
練習が始まると体育館の空気が一変する






「お疲れ!今日一緒に帰るだろ?」




『大地お疲れさま!今日は潔子さんと一緒に寄るところがあって‥ごめんね!』




「そうか?気をつけて帰るんだぞ?連絡くれたら駅まで迎えに行く」




『そんなに遅くならないから大丈夫だよ!』




大地がまた少し悲しそうな顔をしたけど
グッと堪えてバイバイする




私にできる事は本当に少ないけど




それでも
みんなの為に出来る事はなんだってやりたいから




「花澄ちゃんお待たせ」




『潔子さん!行きましょう!』




インターハイまで
あと二週間
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