第58章 ハロウィンの花嫁〜2つの液体と終着点〜
ーー貴方side
頭を下げてお願いする村中さんにエレニカさんは小さく頷いた。
コナン「……だからこそエレニカさん、協力してほしい。貴方達の力が必要なんだ」
これ以上、悲劇を起こさない為に。
ーーコナンside
液体が流れる中、俺と雪はスクランブル交差点に向かって走っていた。爆弾を止めるための手を博士に頼んだからだ。
雪「つまり、博士ぎ作ってたボールで止めるって事?」
コナン「そう言う事」
歩美「あ、コナンくーん!」
コナン「お前ら!……っと、もう時間がない。お前らやる事は分かってるよな」
光彦「このサスペンダーの端を持って走り」
歩美「ガードレールとか電柱に結べば良いんだよね」
元太「楽勝だぜ」
灰原「結んだら探偵バッジで連絡」
分かっているようで4人は走り出した。俺は中央でベルトの起動準備。雪は歩美の所に行きサポートする事に。
雪「絶対に防ごう」
コナン「あぁ」
ーー貴方side
私達はそれぞれの持ち場につき、私は歩美ちゃんと共にガードレールに結ぼうとしたのだが。
雪「か、硬い……!」
歩美「と、届かない……!」
グイッ
エレ「手伝うわ」
雪「エレニカさん!」
エレ「これを娘ばいいのか」
雪「ありがとうございます」
子供の力では限界があり上手くいかず焦っていると私達の前にエレニカさんが助けに来てくれた。
歩美「準備できたよ」
元太「こっちもできたぜ」
光彦「こっちもです」
灰原「江戸川軍」
コナン「よし!」
全員結び終え、コナン君がベルトのボタンを押すと巨大なサッカーボールがどんどん大きくなっていく。このまま何事もなく膨らんで液体を止めることができれば良かったのだが問題が発生した。
バキッ
雪「え、わっ!」
歩美「きゃあ!」
バシャン
コナン「歩美!」
巨大化するボールに耐えきれず結んだはずのガードレールが外れ、必死で留めようした私と歩美ちゃんが引き摺られていく。耐えきれず倒れた歩美ちゃんを見てこっちにスケボーで来てくれたコナン君もバランスを崩し液体に足を取られてしまった。
雪「歩美ちゃん、コナン君!……わっ」
グイッ