第56章 ハロウィンの花嫁〜復讐を誓う民間組織〜
ーー松田side
高木の提案は、高木刑事が隼斗に変装するという物だった。それを聞き持っていた資料を勢いよく置く佐藤。
バンッ
佐藤「本気なんですか⁉︎」
目暮「危険は承知の上だ。隠しマイクや盗聴器も付ける。何かあれば直ぐ駆けつける」
佐藤「間に合わなかったらどうするんですか‼︎」
萩原「まあまあ、佐藤ちゃん落ち着いて?」
佐藤「これが落ち着いてられると思う⁈」
そりゃあそうだ。高木は佐藤の恋人でありパートナーだ。しかも相手がどんな奴かもわからない。
佐藤「もしまた3年前みたいに」
目暮「佐藤軍!」
高木「大丈夫ですよ、佐藤さん。自分、割と悪運だけは強いんで」
そこにやってきたのは茶髪のウィッグに淡いグレーのスーツを着た高木の姿。俺や萩原、そして佐藤達はその姿に言葉を失った。何故なら、隼斗にそっくりだったからだ。
目暮「今、公安の風見君から捜査協力の申し出があった。此処からは公安と合同で捜査する事になる」
何としても2人を助け出すぞ、そう目暮が言い目暮警部と高木は風見が待つ会議室へと先に向かった。
コナン「ねぇ、松田刑事」
松田「あ? 何だ坊主」
コナン「この資料って警視庁前で起きた時の証拠品?」
萩原「あぁ、それね。植え込みで見つけてね、何か書いてあるんだけどまだ分かってないんだよ」
コナン「ふーん……」
松田「ま、それも大事だが今は会議室いくぞ」
萩原「りょーかい。ほら、コナン君も」
コナン「うわっ、ちょ……引っ張らないでー!」
考え込む坊主を無視して俺達は公安の風見が待つ会議室へと向かう。
松田「待ってろよ、雪」
ーーコナンside
会議室に着いた俺達に風見さんは情報交換をしに来たと話す。佐藤刑事が降谷さんに会わせてもらえるのかと尋ねたがそれは断られてしまっていた。
風見「彼は今、とある施設に隔離されているんだ。首に爆弾を着けられていてね」
そう言いながら会議室の照明を暗くしスクリーンに映し出したのは7年前と3年前に雪の家族を奪った犯人の姿。どうやら何者かの手に寄って脱走していたらしく、それを追って公安は動いていた。この犯人にも安室さんと同じ首輪型爆弾が使われており2液混合式の特殊液体が使われており、3年前の事件にも使われていたと話す。
松田「で、何者なんだそいつは。公安は知っているんだろ?」
