
第55章 ハロウィンの花嫁〜最悪のプレゼント〜

光彦君の持っていた紙を確認すると目的地はこのビルの6階。不思議と思いながら私達は階段を登り部屋の前にやってきた。ノックしても反応はなく代表でコナン君が扉を開ける。
光彦「すみませーん、クリスティーヌさんの代わりにプレゼントを受け取りにきた者ですけど……」
歩美「誰か居ませんかー?」
元太「……いないみたいだな」
子供達の問い掛けに反応は無く、どうやら誰も居ないらしい。光彦君の持っていたメモにはプレゼントの概要も書いているらしく、部屋の奥にある覆われた布がプレゼントらしい。
雪「あれかな?」
ピーッ
雪「え?」
コナン「っ! 雪姉ちゃん!!」
ドンッ
雪「きゃっ!」
バタン
松田「雪!!」
萩原「雪ちゃん、コナン君!」
松田「くそっ、開かねえぞ!」
雪「私は大丈夫です、コナン君は……え?」
私が足を一歩踏み入れた瞬間、扉から警告音が鳴り、扉が閉まろうとした時コナン君が私と一緒に部屋に閉じ込められてしまった。
ーーコナンside
コナン「松田刑事、萩原刑事、急いで皆を連れて逃げて!」
松田「は? どう言う事だ?」
コナン「クリスティーヌさんへのプレゼントは……爆弾だよ」
雪「爆破まで2分もない⁉︎」
萩原「ちょ、それなら今扉を……!」
コナン「そんな余裕は無い! 何とかして抜け出すから!」
松田「チッ、分かった!」
早く!、そう俺が叫ぶと松田刑事達も覚悟を決めたのか子供達を連れて逃げ始める。
萩原「絶対に戻ってきてね」
松田「坊主もだ。目覚め悪いからとっとと出て来いよ」
雪「約束します!」
コナン「うん!」
そうして階段を走る音が小さくなるのを確認し、俺達は脱出の手立てを考える。
雪「窓は開くみたい、このパイプを使えば何とか降りれるかも」
コナン「なら雪は先に降りてろ、2人同時じゃ重さに耐えきれねえ」
雪「コナン君は?」
コナン「俺もすぐに追いかける……の前に」
と言い俺は落ち居た空のポットに爆弾の液体を一部付着させた。そのタイミングで探偵団と松田刑事達が俺達のいる窓側の路地から叫ぶ声がした。
萩原「雪ちゃん!」
歩美「コナンくーん!」
コナン「雪、これを下に投げたら早く降りるんだ!」
雪「うん、分かった!」
雪は言われた通りに投げ落とすとパイプを使い素早く降りていく。下にいる灰原や松田刑事達ならこの意味が分かるはずだ。
