
第54章 ハロウィンの花嫁〜あの日の出来事と彼女の過去〜

ーーコナンside
犯人を撃ったと青ざめる雪に、諸伏刑事が当時の事を話してくれた。
諸伏「雪は、犯人の肩に拳銃を撃ち込んだった」
コナン「犯人の肩に?」
諸伏「あぁ」
どうやら爆弾解除を始めた隼斗刑事の前に安室さんを巻いた犯人が再び現れたらしい。だが丁度間に合った松田刑事達含めた4人が合流、無事に解体作業は行われた。そして安室さんと諸伏刑事は犯人を屋上まで追い詰めたのだが、手榴弾を投げられてしまった。
降谷「何とか直撃は避けられたが……」
諸伏「動けずに倒れてしまったんだ」
犯人が拳銃を構え、まさに絶対絶滅の時だった。
バンッ
「っ!!」
雪「2人から離れて下さい!」
「………」
降谷「ゆ、き……⁉︎」
諸伏「なにして……⁉︎」
目の前に現れたのは拳銃を構えた雪の姿。そして雪の弾丸は犯人の左肩に見事に命中していた。その後、犯人は逃走し追う事も出来たが、雪の様子を最優先にした。
雪「よかった……無事、で……」
バタン
諸伏「雪!!」
降谷「気を失ってるだけだ……兎に角、皆と合流しよう」
ーー降谷side
降谷「その後、雪は直ぐに起きたんだがあの時の記憶は失っていた」
雪「そうだったんだ……」
萩原「まだ中学生だし、犯人を撃って怪我させたってなればショックで記憶も飛ぶよ」
松田「隼斗も忘れたままの方がって言ってたしな」
コナン「ふーん、やっぱり優しいね」
萩原「そりゃあね、俺らのお姫様だしね」
雪「お姫様って……」
諸伏「さて、雪も少し落ち着いた様だし続きを話そうか」
降谷「その後は、無事に爆弾を停めて回収も出来たが解体方法を見つけ出す前に爆発されてしまった」
その爆破事件については公安の力で揉み消したとコナン君達に話した。そして今回だけ使える風見の連絡先と爆弾の写真をそれぞれに転送した。
降谷「雪、もし犯人の事で気になる事があれば連絡してくれ」
諸伏「それと絶対に無茶しない事」
松田「それは俺も同感7
萩原「右に同じく」
諸伏「雪はすぐ無茶するからね」
雪「は、はい……気を付けます!」
コナン(おー、雪への視線が怖っ……)
こうして、安室さんの話が終わり解散する事になった。雪は俺と一緒に阿笠博士の所に送り届けてもらい、松田刑事達は警視庁に戻って捜査との事。
降谷「コナン君」、雪の事、頼んだよ」
コナン「……そのつもりだよ」
