
第53章 ハロウィンの花嫁〜会いたかった人〜

ーーコナンside
コナン「こんな所に連れてきて一体どう言うつもり?……安室さん」
薄暗い空間に鳴り響く電話を取った俺はそう尋ねる。
安室「……やっぱり、分かってたんだね」
コナン「警視庁前で起きた外国人焼死事件にストップが掛かったからね」
そんな事が出来るのは余程の権力者か公安しかいない、と俺は淡々と説明した。
コナン「今度の事件には殉職した隼斗刑事が関わっていて、貴方は……いや、貴方達は彼と同期だった。更にその件で高木刑事と佐藤刑事が動き始めている」
その状況を考えたら自ずと分かるさ、そう言うと今まだ影で隠れていた安室さんが姿を見せ何者かと尋ねられてしまった。俺はただの探偵であり本来の姿は高校生探偵の工藤新一、と言えるはずもない。俺はその答えには応えず姿を見せた安室さんにこの状況を尋ねる。
コナン「そんな事より此処は一体何処なの?」
安室「あぁ、此処は公安が管理する地下シェルターさ。……と、色々と説明をする前にこの通話をスピーカーにしようか」
今まで蚊帳の外の雪達にもスピーカーにした事で此処が何処で今どう言う状況かの説明を始める。
安室「今君達と僕を挟んでいるガラスは強化ガラスだ。電波も遮断する。だから此処で爆発が起きても君達は傷つかないし、地上にいる人達も気付かない」
雪「……安室さん、その首の装置は?」
安室「……爆弾だ」
萩原「爆弾⁉︎」
安室「あぁ、しかも時限式なのか無線式なのかも不明。解体方法も分からない」
松田「なるほど、それなら俺らでも無理そうだな」
正直な所、お手上げ状態らしい。こんな状態で高木刑事達に逢えるはずも無いし、公安とバレるわけにも行かない。だからこそ俺達を此処に連れてきて頼みたい事があったと話してくれた。因みに伊達刑事には一足先に話しており、高木刑事達が暴走しすぎない様に見張っているらしい。
安室「僕の知っている情報は全て話す、だから一課の捜査に協力して欲しい」
雪「そんなの……」
雪・松田・萩原「「「当たり前です/だ/でしょ」」」
頭を下げて頼む安室さんに雪達は当然だと言った。勿論、俺も絶対に安室さんを助けるつもりだ。
コナン「それで3年前の11月6日、安室さん達は隼斗刑事にあったんだよね?」
安室「あぁ、雪と同期6人で久しぶりにね」
そう言い、11月6日に起きたとある出来事を話してくれた。
