第51章 ハロウィンの花嫁〜プロローグ〜
ーー降谷side
とあるビルの駐車場。僕とヒロ、そして部下である風見と共にとあるタレコミで7年前と3年前の爆弾事件の犯人が脱走したという情報を受けやってきていた。
風見「本当にここに来ますかね?」
降谷「匿名のタレコミだ、希薄かな」
風見「この男なんですよね、降谷さんと諸伏さんの……すみません、余計な事を」
諸伏「どうも引っかかるんだよね、これ」
風見「え?」
降谷「確かに。爆弾の知識は兎も角、脱走の手立てがあったかと言われるとな……」
諸伏「まあ、気になる事は多いけど俺達はこのタレコミを信じて待つだけだよ」
そう言い、ヒロは周りを見てくると車を降りた。残された僕と風見も辺りを警戒する。そして暫くするとよろよろと歩く不審な男が目に入り車から降りて追いかける。首に何かを着けられた男は助けを求めるように僕達に近づいてくる。
「た、助けて……!」
降谷「っ! 風見離れろ!!」
バアァァァン
突如、男の首輪が爆発した。風見は無事かと顔を上げると気を失った風見は駐車場の手摺り近くに飛ばされ今にも落ちそうな状況だった。
バジッ
降谷「風見!!」
?「……」
落ち掛けた風見をギリギリで掴み引き上げようとすると黒い服装の人物が現れた。
降谷「3年降りだな、やはりアンタだったか。奴を脱走させれば僕達が出てくる。そう言う読みだったんだろう?」
?「………」
ガチャリ
諸伏「ゼロ!!」
?「!」
諸伏「っ!、待て!」
降谷「ヒロ、追わなくていい」
無言の黒い人物は僕に近づくと首輪をした。その瞬間、ヒロが来たが奴は素早く何処かに走り去っていった。
諸伏「ゼロ、これは……爆弾⁈」
降谷「あぁ、してやられた。それより、風見を見てくれ」
諸伏「あ、あぁ……」
そうして風見を助けた僕達は一先ず引き上げることになった。
降谷(まさかアイツが、今になって来るとはな)