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桜月夜の、鎖

第6章 自覚







……………………。



「…………」




突然浮上した意識で目を開けると。
隣ですやすや眠る、蓮の横顔。
に。
時間差で顔、あつ…………。
けっこう大胆なことした自覚もあるし、言った記憶もある。
しかも身体綺麗になってるし、着ている見覚えのないスエットはたぶん蓮の。


「…………シャワー、浴びよ」



あのまま寝ちゃってたんだろうけど、まだ窓の外は真っ暗だ。
なんとなく目ぇさえちゃったし、このまま寝れそうにないし。
っと。
その前に下着変えたいな。


「…………」



確かコンビニ、あったよね。
ついでになんか軽食買ってこよーかな。
下着だけとか買うの微妙。
蓮のスエットそのまま借りて。
…………さすがにズボンはゆるゆるだけどまぁコンビニくらいなら許容かな。
お財布片手に、部屋を出た。





「あいたたた…………っ」



うーん、腰から下がだるい。
なんでここで変なこと思い出すかな。
勝手に赤くなるとか、絶対変な人じゃん。
外に出てから気付いた。
これ思いっきり男物きてます、みたいになってんじゃん。
やだ。
…………早く買うもの買って帰ろう。
下着、と。
適当に軽食カゴにいれてレジへと足を向ける。



けど。


男の子じゃん。
そりゃそうか。
深夜のコンビニなんて女の子バイトしないよね。
うゔ。
下着買うのちょっとやだな。
でもやっぱり交換はしたい。
————よし。
意を決してレジへと足を向ける。


なるべく店員さん、見ないようにしてはいるんだけど。
チラチラと見られてるような気もして。
居心地悪いぃ。


「2985円になりますー」


って。
ぅわ。
やばい。
財布ないじゃん。
あれ?
なんで。
家出た時絶対持ったはずなのになぁ。
じゃなくて。
とりあえずお会計。
スマホをポケットから慌てて取り出すと。
す、て。
カードが差し出されて。

「…………蓮」

いつのまにか隣に立つ蓮の姿にホッとした。


「玄関に忘れてた」
「あ…………」
「何してんのおまえまじで」


なんか。
機嫌悪そうなんですけど。




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