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桜月夜の、鎖

第6章 自覚


蓮が、見てる。

蓮の視線に耐えられなくて目を閉じるけど。
これはこれで、感覚だけ拾っちゃうし。
聴覚に、頭やられそう。
そーって目を開ければ。
蓮と、目が合う。



「…そっ、そこまで見る必要、あります?」

「気にすんな」


するでしょばかぁ。


「桜月」
蓮の指先が、あたしの手へと触れて。
わざとらしく耳元で低く、名前を呼ぶ。
蓮の立てたベッドの軋みでさえ、なぜかすごくやらしい気分へと変換されて。
顔が、熱い。
「もっと奥」
「っあう、待って蓮指やだ」
「奥届かねーじゃん」
「怪我…………」
「右手使ってねぇから」
「んんぅんんっ」
起き上がった蓮の腕の中、抱きしめられる形で唇が塞がれた。

もうやだこれ。
恥ずかしくてまわりの空気あっつ…………っ。


「…………っゃぁ?」

「だって見えねーし」


いきなりスカートが捲られて、一瞬フリーズする頭。



見られた。
見られた。
見られた。



「…………も、死ぬぅ」

「もっとすげぇのしてんじゃん」
「っ」
「締まったな。想像したろ」

慌てて自分の指を抜こうとすれば。
「抜いたらもっとすごいのさせるかも」
髪を避けてわざとらしく耳元を露出して、蓮の声が耳から脳へと抜けた。


「…………な、ん、…っ」


咄嗟に蓮へと視線を向けると。
楽しそうに意地悪な黒曜石が揺れた。


「桜月の指なら、こんくらい?」
「…………あ…っ」
「浅いとこなら自分で擦れんだろ」
「待って蓮、なんかそこ、やだ」
「やだじゃねぇよ、教えてやってんじゃん」
「いい…………っ、いい、から指、抜いて…………っ」


音。
この音ほんと無理。
耐えらんない…………っ。


「…………ひぅ!?」


ぐちゅぐちゅなかを掻き回す音に耐えきれなくて蓮の身体を、左手を突っ張って離すと。
蓮の濡れた指先がすぐ上の蕾へと触れて。


「なんで…っ、ぅそやだ」
「抜いたけど?」
「〜〜〜〜っ、ぅぅ」
「ちゃんと自分でいいとこ擦れよ。上手に出来たら指止めてやるから」
「なん、で…………っ」
「ただの意地悪」
「な…………っ、ひぁ…っ、やだ待ってはやいのやだぁ」


無意識に。
快感拾っちゃう。
蓮の指、気持ちくて。
自分の指止まんない。


「やだ…………っ、蓮、蓮…………っ」

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