第6章 自覚
蓮のシャツを握る左手に知らずに力が入って。
肩へと。
顔を埋めた。
「あ…………っ?」
無意識に。
指が奥まで伸びて。
爪が、なかを擦る。
瞬間。
「〜〜〜〜っぅぅんんぅ」
指先に吸い付くように、なか、が。
締まった。
「出来んじゃん」
蓮の右手が頭を撫でて。
唇が、重なる。
ちゅくちゅく、舌が絡んで。
唾液ごと蓮が舌へと吸い付く。
「…………蓮」
ぼーと蓮を、見やれば。
なかに挿っていた右手が、とられて。
蓮の口の中。
「…………っ」
右手を舐め取りながら。
伏せられていた蓮の目が開いて、熱を帯びた瞳が絡んだ。
ごくん、て。
生唾が、喉へと落ちる。
「れ、れん…………っ」
「ん」
「あ、あたしも、する」
お尻にあたる硬いものへと後ろに手を伸ばすけど。
「言ったろ、今度な」
「で、でも」
「今日はこっち」
「…………っ」
「自分で腰おろせるか」
「でき、る…………」
ぬるぬると、お尻にあったそれは割れ目をなぞっていく。
それだけでもゾクゾクするのに。
ぐ、て。
自分から、それを招き入れた。
「っ」
う、わ。
これ。
自分から挿れると感覚が、全然違う。
ゆっくり。
ゆっくりなかが擦られる。
蓮を見れなくて。
蓮の肩へと顔を埋めれたままにゆっくり出し入れする、けど。
「ふ…………っ、んぅ」
チカチカする。
息が、苦しい。
熱い。
のに。
奥が切なくて挿ってかない。
「れん…………っ」
熱くて苦しくて。
蓮を見下ろせば。
蓮のいつもの甘いキスが降ってきて。
「奥?」
耳元で。
蓮が囁く。
ただただその甘美な誘惑に頷くしか出来なくて。
蓮の両手が。
お尻を掴む。
——————ズンっ
て。
蓮の両手に誘導される形で。
一気に切なかった1番奥へと、蓮が挿りこんだ。