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桜月夜の、鎖

第6章 自覚



「口ん中、あっつ」


そのまま指先が口の中へと入ってきて。
舌を、押し込むと。
ぴくん、て。
唾液が溢れた。
ふ、て。
笑って。
蓮の視線が、絡む。

「…………っ」


蓮の胸へと顔を埋めれば。
蓮の腕が頭を撫でる。
心地いい。
蓮の体温。
蓮の匂い。



「桜月」


呼ばれた甘い声に顔をあげて、蓮を見下ろす。


「桜月からして」
「…………っ」
「キス」



いつも。
蓮がしてるみたいに口付けて。
唇の隙間から舌を差し込む。
唾液をたくさん纏って絡ませて。
上顎を、舐めて舌吸い上げて。
軽く。
甘噛み、する。
喉奥まで舌を差し入れようと、大きく口を開けた。



「んんぅ!?」


後頭部が、蓮の腕の中すっぽり捕まって。
逃げられない。
舌が。
蓮の舌が喉の奥を犯すから。
呼吸までも奪われる。




「…………エロい顔」


「えぇう…………?」


口付けが終わっても、舌先が指に捕まったまま解放されなくて。
指が。
今度はぐちゅぐちゅと口の中、かき回す。



「…………んんっぅぅ」


そのまま、ずるずると蓮がベッド、移動して。
蓮の口が服の上から胸の先端を捉えた。


「だめ…………っ、蓮は、何もしちゃ、だめっ」
「は?」
「怪我してる、から。あたしが、する…………」




「…………へぇ?」



ああこの顔。
目。
馬鹿にされてるみたいで大嫌いだった。
だけどなんでだろう。
今は。

ゾクゾク、する。



ごくん、て。
生唾が喉を通り過ぎて。
蓮のズボンへと手を掛ければ。
「それはいい、桜月」
手が、引かれて。
再び蓮の胸の中。
「それはまた今度な」
「…………ぇ、でも」
「いい」


…………嫌な予感。
良くないこと考えてる絶対これ。


「じゃぁ、脱げよ」



「……………………ぇ、と————え!?」





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