第3章 櫻×大 1
-大野side-
熱くなっていく躰を
自分ではどうすることもできなくて...
悪いと思いながら、翔くんに背を向けて
ベッドに疼くまる
水を飲ませてもらってもなお、
背を向けて横たわっていると
しばらくして、
背中が温かいものに包まれた
包み込んでくれた正体はもちろん翔くんで、
大きく温かいそのぬくもりに安心感が湧き上がっていく
翔くんのその優しさに涙が溢れそうになる
なのにそれと同時に
否が応でも反応してしまう躰が嫌になる
...翔くんの純粋な優しさに漬け込むみたいで..嫌だ....
翔「このままだと智くん辛いままらしいのね...? だから..もし怖くなったら言って?」
翔くんに言われている意味を
イマイチ理解できずにいると、
お腹あたりに添えられていた翔くんの手が
上着の中に入り込んで俺の素肌を滑り出した
「..っ...あっ....だ..めだよっ...しょ..くんっ...」
甘ったるくて女の子が出すような声が
勝手に口を突いて出る
恥ずかしくて、やめてもらいたいのに..
どこか気持ちいいと思っている自分がいた
翔「怖い?」
「怖くなっ,けどっ...」
翔くんに触れられているのに
怖いわけがない...
だけど翔くんは....?
こんな俺を見て引いたりしない...?
めんどくさいメンバーだと呆れたりはしない...?
翔「..このままだと辛いよ?」
「でもっ..」
本当なら翔くんはこんなことしなくていいはずで...
恐怖なんかとっくに忘れてただ..
俺のせいで翔くんに迷惑かけるのが嫌で...
拒まなくちゃいいけないのに翔くんの手から
生み出される快楽に流されそうになる..
翔「俺に悪いとか...そんなこと考えなくていいから...今は..気持ちよくなって? ね?」
そういうと同時に、
翔くんの手が下着の中に入ってきた
「ぁあ...だめっ..しょ...くんっ..」
翔「大丈夫...今ここには俺しかいないから..ね?...いっぱいイッて...?」
「でもっ....でも,翔く...んぁあっ...」
翔くんが俺のものを握って
ゆるゆると扱きだすと
だらしなく蜜を垂らし続けるソレから
水音が立ち始める
それ同時にさっき以上に甘ったるい声が
俺の口から出はじめた