第2章 出会い
-萌歌side-
「なにか食べる..?」
和・華「ハンバーグ!!」
「息ぴったり...相変わらずだね..櫻井さんと松本さんはお好きなものあります?」
和「潤くんはカニクリームコロッケで翔ちゃんは貝とか好きだよね」
「わかった...じゃあ..ちょっと買い出し行ってくれるからみんなで楽しんでね」
そう言って我が家を後にした
「さむっ!」
薄めのパーカーにショートパンツ、ニーハイソックス、スニーカーといういかにも部屋着な服装だと流石に寒い...
「もう1枚着て来れば良かったな」
?「萌歌ちゃん!」
後ろから私を呼ぶ声に気づき振り向くと櫻井さんが小走りでこっちに向かって来た
櫻「俺も行っていい?」
「もちろんです! 何か欲しい物でも?」
櫻「そういう訳じゃないんだけど...帰りの荷物大変かなって」
「荷物のために..?」
櫻「うん 荷物持ちってことで..だから重い物どんどん買っちゃっていいよ?」
気を遣わせない為か戯けていう櫻井さんに吊られて笑みが溢れる
「ふふっ ありがとうございます せっかくですし...沢山働いてもらおうかな...」
櫻「いーよーっ!任せてっ! ところで何作ってくれるの?」
「とりあえず...ハンバーグとカニクリームコロッケ、魚介類で何かを...って櫻井さん...?」
鳩が豆鉄砲を食ったような顔をした櫻井さんが気になり話を中断し名前を呼ぶ
櫻「...カニクリームコロッケ.....」
「え?」
櫻「作れるの?」
「はい...まぁ一応...」
櫻「すごっ! 作ってるとこ見ててもいい?」
「良いですけど..あ...相葉さんって方の好物ってわかります?」
櫻「相葉くんは...唐揚げが好きかな」
「じゃあ唐揚げも追加ですね」
櫻「そんなに作って大丈夫?」
「二宮家にお裾分けも出来るので意外と大丈夫ですよ?」
「こんなとこにスーパーあったんだね」
このスーパーはかなり大きいとこだと思うんだけど...
「スーパー...来ないんですか..?」
櫻「行った事はあるよ....昔..」
「いつもどこで買い物してるんですか...?」
櫻「コンビニで..弁当..とか?」
「体に悪いですよ?」
櫻「だよねぇ....」