第2章 出会い
-櫻井side-
家庭教師のクビでも言い渡されるのかと
潤と2人ビクついてると
予想外の言葉をかけられた
智「翔くん...よろしくね」
「え..」
ニ「潤くんも華奈をお願いします」
潤「は..」
相「くふっ 2人とも目が点だね」
「いや、だって」
潤「そりゃそうなるだろっ」
「でも..なんで?」
あんなに心配してたのに...?
智「翔くんなら萌歌の事任せられるって俺わかってるもん」
ニ「潤くんなら華奈の事本当の意味で幸せにしてくれるでしょ?」
「智くん..」
潤「ニノ..」
ニ「まぁ、俺たちは応援してるけど萌歌と華奈を振り向かせられるかは2人次第だけどね」
相「2人なら大丈夫だよ! 俺も応援するっ」
智「んふ エロいことは程々にな」
「何言ってんだよ智くんっ」
潤「そうだよっ」
いきなりぶっ込む智くんにあわあわと動揺する
冗談だと笑う智くんに2人揃って安堵して脱力した
ニノがゲームを再開して相葉くんと智くんを
ボコボコにしてるのを後ろで眺めている時に
ふと潤と目が合った
「...ちょっと..外出れる?」
潤「ん..俺も話したいことあったんだ」
ちょっと外出てくると3人に一言
言ってから潤と2人家を出て
行き先があるわけでもないから、とりあえず
さっき行った公園に向かっていった
潤「翔くんさ,気付いた?」
「まぁ..」
潤「何があったんだろう」
「俺たちが知らない何かを抱えてるのは確かだろうな」
潤「智さん達も気付いてるよねあの感じ 相葉くんもだけど」
「理由までは知らなそうだけどなぁ」
潤「俺らが力になれる事があればいいけど」
出会ったばかりの俺らならまだしも
長年の兄妹である智くんですらきっと相談されてない内容を
俺らに打ち明けてくれる日は来るんだろうか...
「今は何ともな...」
潤「歯痒いなぁ」
「まずは..家庭教師しながらもっと仲良くなんねぇと」
潤「そうだね 恋愛対象として見てくれるといいけど」
「...まさか俺らが一目惚れとはな」
潤「ふふっ 本当だよ あの翔くんがねぇ」
「お前に言われたかねぇよ 笑」
潤「協力しあおうね」
「ふはっ もちろんよろしくな相棒」
潤「相棒って ククッ」
最終的に茶化しあってまた家に戻る
何も解決してないけど幾らか気持ちが軽くなった