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アイ・オープナー [気象系]

第2章 出会い


-松本side-

たわいのない話をしながら
家に向かっていると華奈ちゃんに呼ばれた

「ん?」

華「華奈でいいですよ」

「え、」

華「ふふっ なんで驚いてるんですか」

「いや、いきなりだったから...」

ほんと、この子は心臓に悪い

「じゃあ俺も潤でいいよ?」

華「そういう訳には..」

歳上で目上の方だし、とか
無礼になるんじゃ、とかまたぶつぶつと
言い訳をしてくる

「俺がいいって言ってるのに?」

華「そういう問題じゃないです」

「ふふっ じゃあいつか呼んでもらえる様に頑張るね」

華「頑張るって..何をですか?」

「うーん、仲良くなれるように?」

疑問形で返すとまたころころと笑う

その後は世間話をしながら家に着くと
反対方向に萌歌ちゃんと翔くんがいたので
一緒に入っていく

中に入ると予想通り
涙目の智さんとニノがドタドタと出てきて
仲直りをした

途中相葉くんがニノ達の地雷を踏んだようで
半ギレしてたけど 笑

さっきよりも片付いたリビングに入ると
なぜか今日はここで泊まるということになっていた

「本当にいいの?」

華「おばさんも最初からそのつもりでうちに行ったので...」

ニ「潤くん、翔ちゃん気にしないでお泊まりはしょっちゅうなの」

翔「そう..なの....?」

萌「はい」

「じゃあ、お言葉に甘えて...」

翔くんと揃いも揃って戸惑っていると
いつもの事だからと言われて
その言葉に甘えることにする

相葉くんはさっきニノ達に聞いていたらしく
お泊まりなんて久しぶりだなぁ、なんて呑気に言っている

外に出て体が冷えたであろう萌歌ちゃんと
華奈ちゃんに風呂に入るよう智さんが言うと
2人はきゃっきゃと風呂に入っていった

相「女の子だねぇ」

「だなぁ」

ニ「それで? 潤くん俺にいう事があるのでは?」

智「翔くんは俺に言うことあるよねぇ」

相変わらず抜かりないというかなんというか...
兄妹が和解してすぐに
時々鋭い視線が行き交ってるとは思ってたけど

「はぁ.. まぁ、お察しの通りですよ」

翔「今のうちに言っとくけど! 別に体目当てじゃないよ!?」

智「わかってるよ」

家庭教師やめろとか言われんのかな....
翔くんと目を合わせて身構えてると
予想外の言葉が飛び込んできた
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