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鬼滅の刃R18 藤の花嫁(冨岡夢)

第80章 家族の形$ 其の二


姉妹なのに、こんなにも違いがあって。


どこまで手を伸ばしても埋まらない溝があって……


もがいてもがいて、それでも目指す場所がどうしても遠くて……


「おい、大丈夫か?」

「……」

「顔色が悪いぞ?」

「すみません……」

「連れ回し過ぎてくたびれちまったか?」

「そんなことは……」


鋼鐵塚さんは、何も悪くない。


体調管理の出来ない自分の責任なのだから、彼が負い目を感じることなど必要ないのだから。


けれども、その言葉を聞いて、見た目ほど変わった人物なのでは無いのだと言うことが分かった。


無愛想で偶に物騒な物言いをすることもあるけれど、彼の人としての芯は、本当は情に厚いのだと、しのぶは感じたのだ。

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