第49章 闘いの終わり
これ程まで自分を想ってくれる彼の想いに甘露寺の目から涙が溢れ出した。
甘「ひぐっ。うわあああん、嬉しいよぉ。わたしっ…私、伊黒さんが好き。伊黒さんと食べるご飯が1番美味しいの。だって伊黒さん、すごく優しい目で私のこと見ててくれるんだもん。」
甘露寺から溢れ出す涙と想い。
甘「伊黒さん、伊黒さんお願いがあるの。……私のこと…お嫁さんにしてくれる??」
予想していなかった甘露寺からのお願い。
伊黒は思わず甘露寺の手を両の手でぎゅっ、と握る。
伊「勿論だ。君が俺で良いと言ってくれるなら…絶対に君を幸せにする。約束する。」
伊黒の言葉と力強く、でも優しく握ってくれるその手の温かさに甘露寺は安心したように微笑むとそのまま寝息を立てはじめた。
その甘露寺の寝息を聞いた伊黒は握っていた手の力を緩める。
伊「ゆっくり休んでくれ。……目が覚めたら、今度こそ俺から言わせてほしい。」
そう呟いた伊黒は甘露寺の治療を終えた珠世に促されて甘露寺の隣に横になり、手を繋いだまま意識を手放した。
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