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私だってヒーローに

第14章 インターン


「…私ね、今殆ど何も見えないの。最低でも2週間。それでこれからは許容量を大幅にオーバーするたびにこんなことになるって、言われた」
「…っ」
二人の息を飲む声が聞こえる。けど続けた
「…爆豪…ごめんね、三月、死んじゃったんだと思う…」
「…あいつが…俺に、捨てないでって言った、あいつがかよ…!」
「…ごめんね、爆豪。私が殺した…んだと思う。目覚める直前にね、ばいばいって聞こえたの…私があの時、もっとカバーできていれば…」
「…自分を追い込むな。あいつは死んでねえ。絶対どっかいる。俺が、見つけてやる…」
「…爆豪…」
表情は見えないけど、その声からは…愛と悲しみが感じられた。そりゃそうだ。私のせいで全然話せてなかったのに愛し続けて私のせいでいなくなったんだから
「…私も探す」
「なら俺も手伝ってやるよ」
「…気まぐれなあいつのことだ。きっと、そこら辺にいんだろ」

三月side
「…死んじゃったかな」
あいつが死ぬ直前、入れ替わった。そのせいで私は体から追い出され死んだ
「…勝己…」
会いたい。その気持ちが強かった
けど、次目を覚ましたところは別のところだった
ここは保須総合病院。道端に倒れていたところを保護されたらしい。私の体は…全然違う状態だった。勝己にまた、会える。その喜び。体に特に異常はないと、助かった。黒髪の肩までで切られているミディアムヘアという髪型で、あいつの体は美人よりだったが、私のは自分で言うのはアレだが可愛かった。
「探さなきゃ…」
勝己を…
私は雄英までゆっくりとした足取りで向かっていった
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