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私だってヒーローに

第2章 こいつら何したいのかわからない


イレイザーが行ったあと、家で本を読んでいるとインターホンが鳴った。何事だと確認すると焦凍がいた。何故。
「何」
『迎えに来た。さっさと行かねぇと遅刻するぞ』
「…わかった」
鞄を持ち、中から鍵を引っ張り出しそして本を中に入れる。電気を消し外に出ると焦凍がいた。まぁいなかったら学校でぶっ飛ばしてたけど。
「…なんのつもり?わざわざ迎えに来て。」
「いや、せっかく近所なんだし、別にいいだろ」
「あー、はいはい。あ、そうだ。今度の休日保護者いないから遊べるけど」
「おう、わかった」
若干硬かった顔が柔らかくなった。気がする。ふわふわしてる。
「…なんで私についてくるの」
「…なんで?」
なんで聞き返して来るの。何なのこいつ
「私じゃなくてもいいじゃない。関係ないのにどうして」
「綺麗だって思った。それだけだ」
真顔で帰ってきた返答。
「…はぁ…もう勝手にして」
「お」
おって何

教室に入る。焦凍はその後も後ろをついてきていてたまに話しかけてきて。それの繰り返し。よく飽きないな…
そのままヒーロー学に入る。オールマイトが担当。くじ引きで対戦相手が決まった。私余りでオールマイトと戦うことになった。イレイザーの言う通りか
全体的に緑色のやつは骨折れる重体。個性で添え木やらなんやら出して応急処置はしたけれどリカバリーガールの元へ直行。相手だった爆豪は唖然としてた。焦凍は建物全体を氷漬けにして終了。そして私の番
「ハンデだ!私に一発当てるのも条件にしてやろう!」
「…ん、了解」
「そしてそうだな…八百万少女!君が私の代わりをしてくれ!」
「わ、私ですか?わかりましたわ!」
オールマイトが敵、私はヒーロー。オールマイトが見えなくなったのを確認し、右手に短剣を出す。リーチのことを考えれば洋剣や日本刀を使いたいが私の限界は手の一回り大きいサイズの物しか出せないというところだから仕方ない。
『Lady、Fight!ですわ!』
と放送が聞こえ中に入る。先ずは地道にオールマイトか核を探すしかない。1部屋1部屋の扉を開け中を確認し他を見ると言うことを繰り返す
「見つけた。オールマイト。じゃあ、戦いましょう?」
「ハッハッハー、やる気は十分みたいだな!」
「そりゃあもちろん。」
と地面を蹴り近寄った。左手に短剣を持ち変えると、右脇腹に剣を這わすが避けられた。
「流石にか…」
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