• テキストサイズ

私だってヒーローに

第14章 インターン


「今日のヒーロー学だが、少し特別だ」
…特別…?
その言葉に、周りがざわつく
「『コードネーム』ヒーロー名の考案だ」
「胸膨らむやつきたぁぁぁ!」
曰く指名されたところにインターンに行く。そのための指名らしい
「で、その集計結果がこれだ。例年はもっとバラけるんだが…今年は3人に注目が偏った」
「焦凍や爆豪はまだしも…なんで私が…?」
私に対する指名が、3256という頭が痛くなるような数だった。前から切島が振り返ってきてビクッと体を揺らす
「古率、お前すげえよ!指名3300くらいきてんじゃねえか!」
「…あれだけ空飛んだり回復したり刀出したりしてて、個性悟らせてないから…気になったとか…?」
「なるほどな!でもすげえよ!」
「あ、ミッドナイト説明してる」
ヒーロー名…私は…
「…じゃそろそろできた人から発表してね!」
時間にして15分
…歌と、具現化…。でも歌は、私のじゃない…。あくまで貸してもらっただけ…
悩んでる間にドンドン決まっていき、飯田と緑谷と爆豪と私だけになって。センスなんてまるでない…から、単純に行く
「…私も」
「お、来たわね!何かしら?」
「皆に夢、与えたいな…って思って」
私のホワイトボードにかかれた文字は『Dream』だった
本当の理由は伏せた。小さい頃、夢がなかった私は、周りも私自身もつまらなかった。小さい子にそんな思いは指せたくない。だから私は、夢を与えたい…
『なら、夢を与えるヒーローになればいいじゃない』
…なるよ。私は
その後配られた、指名をくれた事務所の名前が載った紙。裏表にビッチリかかれていた紙が、13枚ほど。その中で目に留まったヒーロー事務所名。上から一番目にかかれていた。『エンデヴァーヒーロー事務所』
「…どういう意思で…」
「どうしたのですか?表情がよろしくないようですが…」
「…エンデヴァーからさ、指名きてんの。ていうか表情がよくないって…普通顔色でしょ」
「いや、本当に表情良くない。悪の顔してる」
「さっきまで子供に夢与えるとか言ってたやつの顔じゃないよ!」
「…ごめん、ちょっと指名多すぎてさ…」
「空飛べるしめっちゃ万能だったし何よりB組の子との戦いと轟戦でしょー」
…え?そんなに?
/ 67ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp