• テキストサイズ

私だってヒーローに

第14章 インターン


「そうですわね…轟さんは限界でも諦めないという姿勢。塩崎さんとはいかにダメージを最小限に抑え敵を自首させるかといったところを抑えてましたわ」
「そうそう!塩崎に何言ってるかわかんなかったけど、話術巧みそうってのは凄い分かった!」
「八百万も芦戸も、過大評価だよ…皆」
プロも周りの皆も。凄いって言われたって、三月の個性に頼りっぱなしだったし私はまだまだ16の未熟な子供だから…
『凄いって言われてるんだから素直に自信持ちなさいよ!』
…うん
「さっきから気になってたんだけどさ、腕どうしたの?」
耳郎が聞いてくる。
「…幼い頃にね、敵につけられたの」
「あ、ごめん…無神経だった」
「ううん、これ私好きだから。焦凍と同じなんだよ」
火傷跡を撫でながら言う。自分でも抑えられないほど顔が綻んでいるのがわかる
「…やっぱ、嫁だね~」
「え、それどういうこと?」
「嫁だね」「嫁ですわ」
「???まだ結婚してないけど?」
「まだって、今から結婚する気じゃねえかずりぃよ轟こんな美女とさあ!」
「…どっから湧いてきた」
そういうとそそくさと焦凍のところに行く峰田。何話してるんだろ?
「耳郎」
「うん」

「で、何て?」
「峰田があんたの胸のサイズ聞いてて、轟が着痩せするタイプって答えてて下着の色聞いててサラシって答えてた」
「さ、サラシ!?」
「うん、邪魔だし。とりあえず峰田飛ばしてくるわ」
「はい、頑張ってください」
ニコニコと笑いながら近寄ると、真顔の焦凍がほわわんとした表情になる。可愛い。違う
「峰~田~?」
「はい!」
「1回人生やり直してきて?」
峰田が『え?』って顔をしたが気にせず引っ付かないように胴体掴んでぶん投げた
「奏…!」
「…かわい違う焦凍何いってんの!?性欲の権化ってイレイザーに言われてるやつに…」
「でもまぁ言ったところで俺のモンなの変わりねえし」
といいながら胸に顔を擦り付けてくる焦凍。若干溜め息をつきながらも、仕方ないなと頭を撫でる
「…優しい顔してる。お母さんみてぇ」
無視して撫で続けていたらパシャっと音が響く
「え?」
「りんごの時の仕返しな。これロック画面にする」
「え、や、ストップ!」
1A全員(((イチャイチャしやがって)))
/ 67ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp