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私だってヒーローに

第11章 体育祭


地面の縄を降ろし後者が来にくくする。ここが一本で来れる最長ルートのはずなので、面倒くさくなるはずだ
再び歌いだし、向こう側に着地
『その個性、使いすぎると喉枯れるから気をつけてね』
「小声で歌ってるのに…ね」
そのままスピードをあげドンドン走っていく
次は地雷原だが…
「…それ、本当に喉枯れるだけなのね?」
『え、えぇ…そうだけど…』
出し惜しみしてる場合じゃない!最初詰まったせいで焦凍はゴール手前、ここでやらないと落ちる!
「〜♪〜♪」
今度は鼻歌程度の声で歌うと、また宙に浮かぶ。地面を蹴る感覚で空気を蹴ると、前に勢い良く進む。
『うぉ!?A組奏ちゃん後方から見えないほどのスピードで前線組に追いつく!早え!嘘だろ!?』
マイク叔父さん五月蝿え…あと名前で呼ばないでくれ頼むから。ブーイングされるから
ゴールに入る。前には爆豪、焦凍、緑谷がいた。私は4番目か
…喉の回復はできる?
『回復を利用すれば…でも、それだと勝己達も…』
…個性の使用の制限の方がキツイ、使わせて
『わかった』
「〜♪」
と鼻歌を歌うと、喉が癒やされていくのがわかる。他の三人も疲れが取れたような顔になる
「…何やってるの?古率さん」
「ンンッ、歌の方の個性を使いすぎると喉枯れちゃうから、ヒールしてたの」
「へぇ、使えたら古率さんの個性だと対敵にも救助にも使えるな…いや、空も飛べてたしもしかしたらもっと…」ブツブツブツブツ
「…緑谷?」
「あ、ごめん!つい癖で…」
縮こまる緑谷に、ついプッと吹き出し笑ってしまう。緑谷って、面白い人
そこで視線に気づく。爆豪と焦凍が凄い睨んできていた。
「…?」
睨んできた二人の意志がわからず首を傾げた。その間にもっと人が集まってきていたのに気づくのは、少しあとの話
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