第5章 私にとって※
「……」
寝落ち…?そうか、昨日私…
「あぁぁぁいくら何でも油断しすぎよ…」
「何がだ?」
「…隣にいたのね…」
「あぁ、おはよう」
「…ねえ、あれどういう意味で…」
「?好きだから」
「だからってやっていいことと悪いことあるでしょ…」
「…奏は俺の事嫌いなのか?」
「…わかんない。焦凍のせいで何が好きで何が嫌いなのか」
「…わかった。どんな返事でも俺は待ってる。」
「ただ、嫌いじゃない…のはわかる、から…」
「そうか」
そこで、俯くと、焦凍がそっと手を掴んでくる
「…この感情が、恋愛としてなのか友達としてなのかは知らないけど…」
「…大丈夫だ。俺が好きなだけだから」
そう言って私の頬を撫でる手は冷くて、目は寂しくて。そのまま、キスされたけど…意図的に、セーブしてる感じだった