第1章 ドフロ 『監禁』
そうこうしているうちにパーカーを脱がされ上半身は裸の状態になり肌が冷たい外気に触れブルリと体を震わせた。
ドフラミンゴは片腕をローの腰へ回し、もう片方の手で胸の飾りを舌でも弄ぶ。
「ふむぅぅう!?」
「随分な感度じゃねぇか、トラファルガー」
「ん゛~っ!!」
指の腹で転がしたり、挟んで軽くつまんだり、
唇では、甘噛みや舌でつついたり、吸い付いたりと様々な方法で執拗に弄られる。
その度にローは首を横に振りながら、腰を浮かしてしまっていた。
一度胸から口を離し、耳に唇を近づけ軽く耳たぶを甘噛みや舐めたあとにそのまま耳元で囁いた。
「嫌々してるわりには気持ち良さそうだなぁ、トラファルガー」
「ンゥっ」
「男に、しかもてめぇの大嫌いな奴に犯されて感じてんのか?」
「ンぅっ!!んンっ」
ただひたすらに胸だけを弄られ、卑猥な言葉を囁かれローの身体から抵抗する力がどんどんと抜けていき、ぐったりとドフラミンゴの腕に体重を預ける形になっていた。
すると、突然ドフラミンゴがローの身体を床に寝かし離れた。
ローは急に自分に触れる人が居なくなり、言いようの無い不安感にかられる。どこからドフラミンゴに触られるのか、否、目が見えないため自身に触れるのはドフラミンゴ以外にもいるかもしれない。
また、このまま何も分からず殺されるかもしれない。
様々な考えを巡らせるローにドフラミンゴは首を優しく撫でる。びくりと肩を揺らす。ドフラミンゴの手はそのままローの後頭部へと持って行き猿ぐつわの結び目を解いた。
「ドフラミンゴ、てめぇ……っふぅ!?」
「ンッ……黙ってろ、ッんっ」
ローの言葉を遮り自身の唇を押し当てる。
様々に角度を変え何度も何度も…―――
執拗にローの唇を奪った。
しばらくすれば、息の限界なのか足をバタつかせ訴えだす。
ドフラミンゴが唇を離した瞬間ローは口を大きく開け酸素を肺へと取り込む。しかし、息つく暇も与えられず割れた唇の隙間から舌をねじ込まれる。