第2章 ロ夢主 『貴方だけのメイドさん』
「あ、あのロー…。これ恥ずかしいよ…」
「隠すんじゃねぇ。良く見せろ」
ローの前に立つミユは、黒のワンピース、フリルの付いた白いエプロンを組み合わせたエプロンドレス、ボーダーのニーソックスに、白いフリルの付いたカチューシャを組み合わせた服、
一般的にいう“メイド服”であった。
ミユは恥ずかしそうに顔を赤らめてローから目線を外すのに対して、
ローはミユのメイド服を頭の先からつま先まで舐め回すように見つめ、その長い舌で唇をペロリと舐めた。
「たまにはお前のこういう姿も新鮮でいいな。グッとくる」
「や、やだ。見ないでぇ…」
「メイドのくせに俺に命令するな、ミユ。」
「うぅ…」
「ククッ、ほら言ってみろよ。ご主人様って」
片手で顎を持ち上げ無理やり目線を合わさせる。ビクッと身体を震わせるミユの緊張をほぐすように、唇を耳たぶへと持っていく。
「くっ……く、くすぐったい」
弾力のある耳たぶを唇で甘く噛む。舌先を出し、触れるか触れないかのギリギリの力で舐め上げていくと、ピクピクと反応を見せる。
「んっ……んんっ…」
「ほら、早く言ってみろミユ」
「…ご、……じ…ま……」
「聞こえねぇよ」
「~っ!!…ごしゅじ、さま」
「ダメだ、ちゃんと言え。」
「ご、ご主人、様っ」
「…っ!!良くできました。ご褒美だ」
ミユとローの唇がゆっくりと重なった。軽く唇が触れる程度の優しいキスから、徐々に舌を使った深いものへと移行していく。
強張っていたミユの身体が、みるみるうちに弛緩していき、ローの服を握り身体を支える。
「ふぁ……っ、ごひゅじん…しゃま…」
「ククッ、可愛いなミユ」
ローが唇を離し、口の中に指を突っ込めば、ミユは拒否するどころか指を男に見立てて、先端を啄み、舌を絡め、裏筋を舐め、頬をすぼめて吸った。
ちゅ、と音を立てて唇を離すと、もう一度彼の目を見ながら、舌を出して上目づかいで指の腹を舐めた。
「…わ、私、練習したんだよ……」
「ほぅ…。それは楽しみだな」
そのままローは促されるままベッドへと腰かけた。