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【黒バス】それはきっと涙の色【赤司】

第1章 春、桜のない空


※オリキャラでます









入学式

春休みから部活に来ていたので、初めてでもなんでもない制服を着て、もう何度も見た学校へ向かう



校門入ってすぐのところにクラス分けが張り出されていた
せーくんに引きずられて、東京から来たあたしにはもちろん京都に友達なんかいないわけで
だから、あんまりクラス分けで一喜一憂とかないわけで

「楽しいクラスだったらいいけどな~」

なんて思いながらそれを見る

「・・・」


・・・あたしは、東京から来てるから友達がいないわけだけど、幼馴染はいるわけで

今、隣にいる最強の幼馴染はクラス分けなんかに興味ないって顔で、僕は何組かなんて聞いてくる

A組一番に赤司征十郎の名前

その下を目で追うと水波

「A組、・・・同じクラス」
「ふーん、それは嬉しいね」

笑顔が逆に怖い


全然嬉しくないです、むしろ最悪かもしれない

これからの学校生活どうなるんだろう
・・・変な命令とかされなかったらいいけど

「はあ」

ため息しか出てこない

せーくんが隣で顔をしかめた、気づいてないふり






教室に上がる

席が隣とかいうお約束な展開を危惧していたけれど回避された
よかったよかった



で、自分の席に着く

右隣の席は女の子
左隣の席には誰も座ってない

「はじめまして」

右隣の女の子が話しかけてきた

「はじめまして、これから宜しくね」
「名前聞いてもいいかな?」
「水波、そっちは?」
「坂梨夕香。夕香って呼んで」
「うん!!あたしもって呼んで」

よしよし友達一人ゲット

両隣が男子だったら確実に死んでた、よかったー

「ねえ、ちょっときになったんだけど」
「ん?」
「、あの赤い髪の人と一緒に入ってきたよね?知り合い?」
「幼馴染」
「すごいかっこいいね!」

せーくんの性格知らない人はみんなそういうんだよ
かっこいいのは事実だからしょうがないんだけど


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