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七色桜

第3章 ドラマチック 楽 甘裏


めぐは小鳥遊事務所、岡崎事務所、八乙女事務所から専属の打診を何度ももらっていた。特にめぐの技術を気に入っている八乙女事務所はかなりの回数オファーをしていた。
その度に丁重に断っている。理由は簡単。縛られたくない、ただそれだけ。だからどこにも属さずにフリーで仕事をしている。それでも3社とも仕事が入るたびにめぐに依頼をしている。
それはメンバー本人よりもメンバーのことを理解して魅力を最大限に引き出すスタイリングをするのがわかっているから。
「うん、専属はやらない。でもみんな仕事オファーしてくれるから有難いよ。」
『やっぱりそうか。』
「珍しいね、楽がその話するの。」
『いや特に意味はない、』
「嘘。楽がその話する時は寂しいときだよ。」
『!?』
「無意識だと思うけどね。まぁ確かに最近仕事で忙しかったからね。あんまり話してなかったし」
『はぁ〜…お前には敵わないな。』
「めぐちゃんに勝とうなんて100年はやーい」
『じゃあ話は早いな』
ガタッ
「何が…ん…はぁ…」
『めぐ…チュク…ん…』
後ろには壁、前に楽。足の間に片足を入れられ、顎を楽の手で掬われていた。
「はぁ…楽…ん…チュ…」
2人の間を銀糸が繋ぐ。
『今日の撮影終わるまで我慢しようと思ったけどやっぱ無理、今抱きたい。』
ギュッ
「楽が甘えん坊だぁ、いいよ。しよ?そのかわり手加減してね?ここメイクルームだから。」
『それは約束できないな。チュッ…キスで塞いでやるくらいは出来るけどな』
「さすが、抱かれたい男No. 1だね」
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