第9章 パーティー 壮五 甘裏
壮五『せっかくのドレスだけど皺になってしまうから、脱がせるよ』
「ん…んん…」
ドレスに手をかけるとすぐに脱がさず肌の感触を楽しむように手を滑らせながらめぐへのキスもやめなかった。
壮五『このイヤリング、確か八乙女さんにもらったものだよね…?』
「んん…はぁ、…え?そうだけど、それがどうかした?」
壮五『じゃあこのドレスは…?』
「ドレスも楽が俺が選んでやるって見立ててくれたよ?とゆーより、今日のトータルは全部、楽だよ?」
壮五『八乙女さんには敵わないな…めぐをこんなに綺麗に魅せる物を選べるなんて…』
「壮五…?」
壮五『でも今は僕だけのものでいて…』
壮五がきつく抱きしめる。めぐが背中に手を回すと心なしか体が震えているような気がした。
「大丈夫だよ、わたしは今壮五と一緒にいるから。好きだよ、壮五…」
壮五『めぐ…めぐ…好きなんだ…どうしたら君にこの気持ちを全部伝えられるんだろうか…』
「壮五の思ってること全部伝えて…?どんな形でもいいよ…全部教えてほしい…」
壮五『どんな形、でも?そんなことをしたら君にひどいことをしてしまうかもしれない、それは避けたい、』
「わたしも壮五の全部知りたい、お願い…」
壮五『めぐ、ありがとう…』