第9章 パーティー 壮五 甘裏
めぐを抱き寄せて後ろから抱きしめている状態。見かねた大和がめぐに言った。
大和『めぐ、悪いんだがソウを部屋に連れてってもらえるか?5408号室だ。』
「うん、いいよ。壮五いくよ〜」
壮五『……』
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ピッ
カードリーダーにかざして部屋に入る。すると電気をつけると腕を引っ張られ抱きしめられた。
「びっくりしたぁ。壮五、相当酔ってるな?大丈夫?水飲む?」
壮五『めぐが飲ませて』
「わぁ珍しい。確か冷蔵庫に入ってた…あった。」
ペットボトルの蓋をあけてめぐが口に含んで壮五に唇を重ねた。壮五が口を開くと少しずつ水が流れ込んでくる。ただめぐの口はそんなに量を含めず何回かに分けて壮五と唇を重ねた。
「はぁ、…大丈夫?」
壮五『もっとめぐが欲しいんだ。僕にちょうだい。』
そう言うと普段の壮五からは考えられないほど荒々しい口づけを受ける。このまま食べられてしまうのではないかと思うくらいの激しいキス。ついていくのがやっとで呼吸もままならない。それも構わないと言うように激しくめぐに口づける壮五。
壮五『めぐ、もっと…もっと僕を欲しがってよ…』
「はぁ、…んん…んぁ…はぁ…壮五…?」
壮五『めぐから僕を求めて見せて、そうしたら君のこといっぱい愛してあげる…』
両手で頬を包み鼻先が触れる距離でまっすぐにめぐを見据え甘く囁く。逃れられない。観念しためぐは口にする。
「…壮五の好きなように愛して?」
壮五の目が見開き、頬が紅潮していく。
壮五『本当に君は可愛い…本当なら僕だけの物にしたいくらい…いいよ…たくさん愛してあげる…』
めぐを抱き上げベッドに運んだ。