第9章 パーティー 壮五 甘裏
都内ホテル会場
環『すっげー…めちゃくちゃ美味そう…え、どれ食べてもいいの!?』
陸『そうだよね、一織!?』
一織『はぁ…全く。行儀良くしてくださいね。』
ナギ『Oh!素敵なレディがたくさんいますね〜』
三月『ってか会場すげー広いな、さすがFSC系列のホテルだな…』
壮五『最近出来たばかりで、そのお披露目も兼ねてなので会場をおさえてもらったんです。』
大和『じゃあメディアでたっぷり使ってもらわないとな』
紡『あ、みなさん!あちらでスポンサーの方にご挨拶をお願いします!』
「いってらっしゃ〜い」
環『めぐ!おれ、さっきの肉食べたいからとっといて!あと、』
一織『四葉さん、行きますよ!』
「みんな行っちゃった。あ、お酒もらってこよ」
アイナナが挨拶回りに行くとヒマになっためぐはカウンターにお酒をもらいに行くとそこには見た顔が。
「あれ?百と千?」
百『めぐ!やっぱり来てたね!』
千『だから言ったでしょ。』
「その格好で忍んだつもり?忍んでないぞ?むしろ気になるわ」
千『そうかな?』
百『千とおそろい可愛いでしょ!』
「ってかわたしが選んだやつな」
数日前、百から次のオフに千とおそろいの服を着たいと連絡があり、選んだものをなぜか今日着ていた。
「今日着るんかい、あ、サンライズください」
百『まぁまぁ!あ、俺も同じの!』
千『僕はノンアルコールで。ところでめぐも今日はおめかししているんだね』
「あぁ、一応ね」
めぐはマーメイドラインのネイビーのドレスを着て髪はサイドに全部寄せてパールのイヤリング。普段カジュアルな服装しかしないので余計にギャップがあるのだ。
百『いつものめぐも可愛いけど今日は綺麗だよ!』
百が鼻先がつきそうな距離で近付く。
千『そうだね、でもあんまり近付くと後ろで禍々しいオーラの王子が見てるよ』
「?」
めぐが振り返ると後ろに目が笑っていない壮五が立っていた。すると後ろから大和がやって来た。
大和『やっぱりここか、あれ?Re:valeじゃないですか。』
「内緒でお祝いに来てくれたみたいだよ」
大和『そりゃご丁寧にどうも』
グィッ
『ふぉ!?…壮五?どったの?酔ってるな?』
大和『そうなんだよ、スポンサーのおっさんに飲まされてな。ちょっと強いやつだったみたいでこの有様だ。』