第16章 髪は切っても 甘ギャグ夢
天鵞絨駅前カフェ
左京『何で男4人でカフェなんだ』
万里『いや、太一に言ってくれよ』
臣『まぁまぁ、で?太一。めぐのことで相談って何だ?』
学校と仕事終わりの秋組にLIMEで召集をかけた太一も事の顛末を話した。
臣『めぐが失恋か…』
万里『あいつをフるってどんな男だよ』
左京『相手はわかってんのか?』
太一『それがわからないんす…髪切ってスッキリしただけ言って部屋に戻ってって…いつもと違う感じの服装もしてたのに…』
太一もまた間違いない説明だが3人の想像を良からぬ方向へ導くには問題ない内容だった。
太一『めぐにまた笑ってほしいんす!だから恋愛のスペシャリストのみんなに力を貸してほしいっす!』
太一が頭を下げると臣が太一の頭を撫でた。
臣『そうだな。めぐは笑ってる方がいいもんな』
太一『臣くん…』
万里『ま、俺がいればちょろいだろ』
左京『めぐを振った男は迫田に調べさせてきっちり落とし前はつけさせる』
万里『ヤクザの本気とかヤベェな』
太一『みんな…ありがとうっす!』