第50章 出会い
「そんなこともありましたなぁ」
いづみ『めぐちゃんが左京さんに食い下がった時はどうしようかと思ったよ』
臣『あれは確かにな』
「でもあのことがなければ私、もうやめてると思うよ。そーゆー点ではよかったかも。左京さんがあそこで聞いてこなかったらその程度かって思っただろうし」
臣『ってことは試したってことか?』
「どうだろうねー、あ。九門と莇と待ち合わせしてんの忘れてた」
いづみ『え!?』
臣『じゃあ早く行ってやらないとな』
「うん、じゃあ行ってきまーす。あ、買い物するものあったら連絡入れといてー」
臣『あぁ、気をつけてな…上手いことはぐらかされたな』
いづみ『ね、こういう所は千景さんみたいな感じだよね。ミステリアスというか、掴み所がないというか』
臣『まぁ、そういう所も全部がめぐって人間なのかもな』
いづみ『そうだね、まだ知らないめぐちゃんがまだいるのかもね』
Fin