第17章 お花見 全員 ほのぼの夢
PM19:00
誉『わたじは…ゔゔ…今の冬組の…ズピー!みんながいでぐれで…幸せなのだよ…ズピー!』
密『アリス、飲み過ぎだね』
万里『太一と莇、食い過ぎだろ。見てるだけで腹いっぱいだわ』
臣『はは、こんだけ食ってくれたら作った甲斐があるよ』
幸『ねぇ、俺が取っておいたおかず、ないんだけど。』
九門『さっき、天馬さん食べてなかったっけ?』
天馬『おい、九門黙れ!』
幸『ホントにどこまでいってもポンコツ』
咲也『みんなでお花見楽しいね!』
真澄『来年は絶対2人だけで花見する』
自然と成人組と未成年組で分かれて各々が花見を楽しむ。めぐは団員達から少し離れた桜の木の下でお酒を飲みながらその様子を見ていた。
「居心地いいな…」
ポツリと呟くと返事が返ってきた。
至『居心地いいならいいんじゃない?』
「至さん、いつの間に。成人組で飲んでなくていいの?」
至『先輩がいるから大丈夫。めぐこそ、何で1人で感傷に浸ってるの』
「感傷に浸ってたわけじゃないけどね。この間、まぁ、ちょっと重い話をしたでしょ?」
至『あぁ、めぐのダークサイドの話ね。』
「うん。あれを話したらわたし、ホントはカンパニーを辞める気だったんだ。でもね、全部話してみんなの顔見たらさ、すごく辛そうな顔の人達と泣いてる人達がいて。正直、みんなが何でそんな顔するのかわかんなかった。でもわたしのことを思ってって言われて…正直すごく嬉しかった。」
至『うん』
「自分のこと、こんなに思ってくれる人がいっぱいいるんだって。今辞めたらダメだ。思ってもらった分、お返ししなくちゃって。」
至『めぐは律儀だね。』
「そうかな?だからね、このカンパニーに全力で貢献するって決めたんだ。あんな話を聞いてもわたしを見捨てるどころか、今まで以上に心配して気にかけてくれるみんなの為にね!」
至『偉い偉い』
「至さん、頭撫でるの好きだよね」
至『あー、でもそんな誰にでもしないからね』
「とか言ってね。って、紬がいつの間にいる」
紬『あー、ごめん。2人がいないって左京さんから探してこいって言われてね。』
「ヤクザ、酔わないからな。そろそろ解散の時間みたいだし、一回みんなで戻って後でまた来よ!紬も来るでしょ?」