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桜計画

第14章 トリップ 野目龍広 甘裏


「ふはぁー!ご飯美味しかったね!やっぱり舟盛り最高〜そしてお酒がすすむ〜」
タツ『お前それ、何杯目だ?そろそろ飲みすぎだぞ?』
「大丈夫〜タツがいるもぉん」
タツ『俺は保護者じゃないぞ』
「お兄ちゃんみたいなもんじゃんかぁ、ほらタツも飲んで飲んで!」
タツ『ここまで警戒心ないのも逆にすごいな…』
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「タツ〜、色気って…どこから出るのぉ?みんなつばさちゃんには色気感じるって言うんだよぉ」
タツ『色気?俺より健十に聞けよ』
「タツも結構色気あるってうさぎちゃん達言ってるよぉ〜」
タツ『それはリーダーとか音済の方だろ。俺じゃないな』
「そうかなぁ〜、タツも結構色気あると思うよぉ〜」
タツ『そもそもお前の言う色気って何だ?』
「ん〜…何だろ、例えるの難しいな…色気とは…」
タツ『出そうと思って出るもんじゃないんじゃないか?』
「お、名言っぽい!」
タツ『お前ホントに飲みすぎだ。今日はもうやめとけ』
タツがめぐからお酒を取り上げた。めぐがまだ飲むとか何とか言っているのを無視して仲居さんを呼び晩ごはんも含めて全て下げてもらった。
「あ、お風呂入ってないや、入ってこよ〜」
タツ『酔っ払いが1人で風呂入れるのか?朝イチで入ればい、』
「タツ、一緒に入ろぉ〜」
タツ『…いや、無理だろ!』
「何でぇ?今さらじゃんか」
タツ『そうゆうことじゃなくてだな、』
「じゃあわたしがお風呂でのぼせてもいいんだぁ〜」
タツ『……はぁ、わかったよ。先入ってろ』
「やったぁ!露天風呂〜♪」
ーーーーーーーー
「はぁ〜…これは月見風呂っていうのかなぁ…」
あのあとめぐはウキウキと露天風呂に入った。すると湯船から空を見上げると三日月がハッキリと見えていた。
ガチャ
タツ『おい、めぐ。ちゃんと起きてるか?』
「おきてるよ〜、こんなに月が綺麗に出てるのに寝られないよ〜」
タツ『そんなに綺麗に見えるのか?じゃあ早く入らねぇとな』
タツが頭からシャワーを浴び髪をかきあげると何か視線を感じた。視線の先を辿ると湯船に腕を乗せそこに顔を乗せているめぐだった。
タツ『?なんだ?』
「色気あるなぁって見てた」
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