第1章 センラ*おもちゃの使い方
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こんなの挿れてるのと同じくらい痛い。玩具が少し小ぶりで良かったものの、指で慣らしていないそこはいくら濡れているといっても激痛を伴うはずだ。
「い、だぁ⋯⋯っ!!」
「ご、ごめ⋯⋯!抜くから力抜いて?」
先ほどの快楽に揺蕩う喘ぎとは全く違う、正反対の悲鳴___のはずなのに、狭いからかはたまた別の理由でかバイブはいくら経っても抜けない。
まるで抜かないで、とでも言うかのように凛が膣でそれを捉えて離さないのだ。
「はぁ⋯⋯っ、ぁ、んぅ、やだ、中でうねうねしてる⋯⋯っ痛い⋯⋯のに、きもちぃのもやだぁ⋯⋯!」
「⋯⋯!」
もしかして彼女にはマゾ、ドMとしての才能があるのではないか?と、そう思った。
よく分からないがマゾというの痛感などの苦痛が快感に繋がるのだとか。
と、出血してきて赤濡れになってしまったのを見てさすがにやばい、と悟ったので少々手荒になるが無理矢理引っこ抜く。
「ぁ、あ⋯⋯」
「凛⋯⋯ごめんな⋯⋯」
肩で息をして苦しそうにする彼女へ謝罪の言葉を述べる。大股に開かれて丸見え状態の蜜口からは愛液ではなく真っ赤な赤色が伝っていた。
やりすぎてしまったって、勝手な事をしたって、分かってる、分かってるけど⋯⋯
でも嫌われたくない⋯⋯
「せ、ら⋯⋯」
「⋯⋯なに、凛」
「今の、すごい痛かった」
「⋯⋯ほんまごめん」
「でもね、なんか⋯⋯もっとって、もっとして欲しいって思ったの⋯⋯」
「え?」
「わ、私もそこまで子供じゃないから!え、えっちの事くらい知ってるからー!!」
どういう事か分からなくて首を傾げる。
え、つまりは⋯⋯どういう事?
「その⋯⋯今日は、挿れられたらさすがに嫌だけどセンラのソレ辛そうだし、手伝うよ?」
ソレ、と控えめな動作で下半身へと視線を向けられて僕も釣られるように下を向けば、ジーンズの下から自分を主張するように勃起した僕のセンラ。
待ってセンラめちゃくちゃ恥ずかしいんやけど。
「えっとね、ふぇら?っていうのなら出来るよ!センラの⋯⋯ち、ちんちん口に入れればいいんだよね?」
「あ、フェラの事ね。んー⋯⋯」
それより、股貸して欲しいかな。