第3章 (仮)寡黙な君の。 *ジャン/ギャグ甘(執筆中)
「……お前、なんだそれ。」
いつものように起き、固い蛇口から出るぬるい水で顔を洗い、歯を磨き、いつものように少しぼーっとしてから訓練服に着替え、吊るしておいたにも関わらず皺の残るジャケットを手に取り、まだ数人が寝ている部屋を後にする。
そして食堂に入り、一足先に着いて俺の分の席を取っているマルコに「はよ」と声をかけ、これまたいつものように代わり映えのしない朝食を食べる。筈だったのだが。
「なんだ、それ…」
今日の第一声は、とんでもなく間の抜けた言葉になった。
『え…?何、ジャン。』
「いや、だから、それ…」
『だから、何なの…?』
「そ、その、頭の…」
『ん……もしかして寝癖、ついてる?』
「え、あ、いや…
『っ、早くそう言ってよ…』
ドンッ
「いってェ!!」
…………行っちまった…綺麗にオレにぶつかって。
今のは何だったんだ?
寝癖…?寝癖であんなことになる…のか?
いやいやいや、ならない。ならない…よな。
………じゃあ何なんだ?
三角の…ふわふわ…手触りの良さそうな…
まるで、猫の……