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進撃の巨人 短編

第5章 提出期限 *ジャン ギャグ甘(執筆中)



『、はい?』

先程は思わずはい、と(?)返事をしてしまったが実のところなにも聞いていなかったので、今度は語尾を上げた同じ言葉だ。

「だから寝ろっつってんだ

やっぱ聞いてなかったろ」


『い、いや、そんなことは…』


見事に図星を突かれた。


「…いいから、早く布団被って寝ちまえよ」


『でもこれ、あしたの朝ハンジさんに提出しなきゃ…』



「そもそも、どうしてこんなことになったか言ってみろよ」


『それは…』


今私の頭を悩ますこの書類は、山奥でのエレンとクリスタの護衛中に行われている硬質化実験についてのものだ。


エレン・イェーガー

彼と同じ巨人化の能力を持つアニが私たちに見せた、その体の一部を硬質化させる力。

彼女にできるならば彼にも…
そんな予測の元行われているのが、エレンの硬質化実験。

この実験の成功は、現時点でウォールマリア奪還の最低条件。
これが失敗に終われば、あの穴を塞ぐ手立ては尽きてしまう。

なんとしても成功させなければならない。
エレンは、何が何でもやる気でいる。

私たちはそれのサポートをするのが限界だ。
酷く無力だと思う。


私は、資料集めのためエレンの近くに控えていた。
ハンジさんやモブリットさんも同様だ。

いつもはこの2人…主に…いや、ほぼモブリットさんが書き留めたことを私が纏めてハンジさんに提出するのだが、今回は私もその場でペンを執っていた。

頼まれたのではなく、自らそうさせてくれないかとハンジさんとリヴァイ兵長に断りに行った。

今できることは全てやりたい。そう思った。
この実験の成功しか、今はないのだ。


そう、意気込んで臨んだはいいものの…





私はさっきまで、意識を失っていた。

聞けば、エレン2度目の巨人化、知力テストとして家を作る実験の最中、彼は完成させたその家を自ら破壊。

その際飛んできた大きな木の破片が私の頭に見事クリーンヒット。そしてノックダウンということらしい。



「ったくあの野郎もも気合いを入れるのは結構なことだが、やりすぎで空回りする癖をなんとかしろよ」


『だ、だって、この実験は成功させないと
それに、エレンだけに責任を負わせるわけにはいかない』


「それはオレらだって同じだけどよ
責任を担うっつうなら、お前はその情報整理で十分果たしてるだろ」
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