第5章 提出期限 *ジャン ギャグ甘(執筆中)
やばい。非常にやばい。
何がやばいって、明日の朝ハンジさんに提出する書類に現在前日の19:00、この時点で私の字が1画も記されていない。
ハンジさんに提出する書類。
リヴァイ班の私がどうしてハンジさんにこうも頻繁に書類を提出するのか。
私にもよくわからないが、事の始まりは所属する班が決まる前。
私が物騒にも遺書代わりにと記している日記をハンジさん、モブリットさんに覗かれたことにある。
周知の通り、研究に明け暮れるハンジさんはその他の事務的な仕事をモブリットさんやその他ハンジ班の先輩方に任せがちだ。というか任せっきり。
自分のせいで彼らがクマを作ることを、意外にもハンジさんは気にしていた。
人使いが荒いようで、芯の部分ではとても部下思いな人だ。
そんな彼らの負担を減らそうと、2人は助っ人を探していたのだそう。
それにたいそうめでたく選ばれたのが私というわけ。
ハンジさんとモブリットさんは、私の文章構成力を買ってくださった。
モブリットさんはハンジさん補佐のプロだ。
もちろんその辺りも抜かりはないはずなのに、なぜ私をと問うたところ、
「それ以外にやることが多すぎて、分隊長に迅速に、わかりやすいように説明する書類を用意する余裕なんて無いんだ!」
と、私の肩をガシッと掴みしっかりと目を合わせてハンジさんの奴れ……もといモブリットさんは答えた。
要は、根負けしたのである。
そして……このザマだ。
ああ、目の前が真っ暗に…いや、目の前にある書類は真っ白なんだけれども。
いやいやいやいや、どうして私は頭の中で一人芝居をしているんだ、こんなことをしているうちにも時間は刻一刻と…
震えが止まらない。いっそ寒くなってきた。
いやいやいや、だからそんなことを言っている場合じゃ
「おい聞いてんのかよ!」
『ひゃい!!!!!』
突然耳元で聞こえた怒号に腹筋のあたりがキュッと絞まる。
「ったく……お前、それもういいから寝ろ」
『、はい?』