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闇夜の雫【FF15】

第3章 後編


「これは何の真似だ」

帝国のとある執務室で、静かな怒りの声が響き渡った。
声の主はレイヴスであり、怒りを向けられたのはアーデンである。

レイヴスはアーデンから渡された紙を握りつぶし、説明しろと目線を送るが、当の本人は悪びもせずに、そこに書いてある通りだと伝えた。

「なんだこの、辞職?退職?届のようなものは、ふざけているのか」
「退職届だけじゃないでしょ。大量の引き継ぎ書もあるじゃん」

アーデンはレイヴスから書類を取ると、なぜか自分の仕事の説明を始めた。
「まてまてまて、もしかしておまえ、私に引き継ごうとしてるのか?」
レイヴスは慌ててアーデンを止めるが、当の本人は何か問題でもあるのかと言いたげに肩をすくめるだけである。
しかも時間があまりないとかで、後3日でここを出ていきたいらしい。

「帝国No.2の仕事をたったの3日で引き継げるわけないだろ。いい加減にしろ」

アーデンは素知らぬ顔で仕事を押し付けようとするが、当然レイヴスは拒む。
しかし、アーデンがそこで引き下がるわけもなく、無言の押し問答が続いた。

そしてレイヴスは埒が開かないと判断し、まずは事の経緯を説明しろとため息を吐いた。

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