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きまぐれ
第1章 かわいい貴方が悪いから俺は悪くない
ごめんね、もう少し味わいたい。
上から下に、下から上に。
血管の形を確かめる様に、流れに沿って舐める。
「うう…」
びくっとしたさとしくんは次の瞬間いなくなった。
顔が見たいから、やっぱり毛布は剥ぎ取る。
「こっち見て…」
「やだ…ふあ、しょ、」
俺が上目遣いをすると目が離せなくなるの、知ってるよ。
俺と同じ…
ぐうっと音がするほど深く咥える。
「んあああ…や…でる…」
太ももがピクピクしてる。
ほんとに出そうなとき、こうなるの知ってるよ。
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