第4章 キスからはじめようと言いますのは
ベッドのサイドテーブルの1番上の引き出し。
そこからローションを取り出した。
俺の目の前の、ピンクのかわいいそこにそっと垂らす。
「...!」
その冷たさに、きゅううんと喉を鳴らす雅紀が可愛くて仕方がない。
自分の手にもローションを纏わせ、その蕾を解していく。
「あ...きもち...い、」
雅紀は、思ったことをすぐに口に出してしまう。
「どこがいいの?」
「しょおちゃ...もっと、奥きて...」
俺を見上げる2つの瞳は潤んできらきらしてる。
熱い視線ってきっと、雅紀が俺に向けてる視線。
「指ふやすよ...」
わざと声を低くして、耳の近くで言ってやると、わかりやすく感じる。
「んん...して...」
本当に小さなアクションも感じ取って、その度に俺の指を締め付ける。
俺と目が合うだけで感じちゃう。
2本、バラバラに動かせるくらいになったら、雅紀は目を細める。
「もう、いいよ」
って一言添えて。
まだ中々萎えない俺の息子をそこにあてがう。
身体を前のめりにさせると、すぐに埋め込まれていく。
「あ...しょ...お、はっ...」
手を伸ばす雅紀を抱きしめた。
「.....奥、」
「ん、来たね、しょおちゃん」
そう言って微笑む天使を気持ちよくしてるのは俺なんだって、うれしくなった。