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きまぐれ

第4章 キスからはじめようと言いますのは




脱衣所で雅紀がセーターを脱ぐ。


首筋が綺麗でやらしいなあなんて。


見せて?って言うと恥ずかしがる癖に、服をぽいぽい脱いでいく。


「お先ぃ!」


すっぽんぽんになって、ぱっぱとお湯で流してすぐに湯船に浸かった。


俺も服を脱いで風呂場に入る。


「んふふ、翔ちゃんちのお風呂広いからすき」

「まあね。雅紀とえっちなことするのにちょうどいいし」

「やっ...も、そんなことしか考えてないの?」

「ずっとじゃないよ。たまーに、ね」


シャワーの温度を確かめて、頭にシャワーヘッドを近づける。


「翔ちゃん...寒くない?先に浸かってから身体洗おうよ」


うお。キュン、とはこのことか。


「まさ...」


くるりと雅紀の方を向いた瞬間に上から温かい滝。


「んああああ目があああ」

「ぶふ...シャワーの時くらい目ぇ閉じとかないと!ふ...ぶふぅ...」


雅紀がかわいいこというからそっち向いちゃったんじゃん。


きっと拗ねちゃうからその言葉はしまっておいた。


「わかったよ。一緒に入ろっか」


シャワーで身体を流して浴槽に脚を入れた。


「翔ちゃんのジュニア、今は静かなのに」


顔の目の前の俺の息子をまじまじと見て言う。


セックスする時以外、ほんとに下ネタ大好きなんだよなぁ。


「あとで元気になって気持ちよくさせてあげるからだって」

「そ、んなこときいてないっ」


いや、照れるなよ。


雅紀と向かい合わせで肩まで浸かる。


大きめの浴槽だから、脚を曲げれば男二人が向かい合わせでもある程度のゆとりを持てる。


自慢じゃないけどね。
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