第1章 かわいい貴方が悪いから俺は悪くない
それから、夢の中に戻りかけたさとしくんを呼び起こして。
支え合って風呂場まで行って。
さとしくんの中の俺を丁寧に掻き出して。
元気になった俺を笑って口で処理してくれて。
深いキスをして。
身体の隅々まで洗って。
柔らかいタオルで身体を拭き合って。
服を着たら、俺のお腹がなって。
声を出して笑って。
簡単な朝ごはんを作って食べて。
二人で話しながらお皿を洗って。
またキスをして。
気付いたら時間がギリギリで。
慌てて準備して。
玄関の鍵を閉めてダッシュして。
マネの車に飛び乗って。
また二人でわらった。
またキスもした。
こっそりね。